お嬢トップへ戻るヴェガの紹介

これが 特別列車ヴェガ だ!

ヴェガ(VEGA)。
それは当時の日本の技術の粋を集めて作られた夢の超特級急行列車(グランド・エクスプレス)。

その最大の特徴は、新幹線と在来線、電化区間と非電化区間の全てにシームレスに乗り入れることが可能な事である。
たった一度の日本縦断の旅は、そのデモンストレーションとして企画、実行されたと言って良いだろう。

その誕生には後にバブルと呼ばれる好景気が背景に有り、採算を度外視した設計がされていたと噂されるが、
今となっては真偽のほどは定かではない。

< 編成(概要):1998年8月1日〜同15日 >
(先頭車)
動力車

-
(2両目)
寝台車

-
(3両目)
売店車

-
(4両目)
客車1

-
(5両目)
客車2

-
(6両目)
客車3

-
(7両目)
客車4
※2階

-
(8両目)
食堂車

-
(9両目)
娯楽車

-
(最後尾)
展望車
全車を寝台車にする計画も有ったが、より多くの乗客を運ぶため、客車でも一般客を運ぶことにしたらしい。

実際の所、宿泊料金が高額だったためか、寝台車を利用した乗客は少なかったようだ。

< 各車両の詳細 >
動力車
ヴェガの心臓部。運転室と車掌室がある。

ヴェガにはパンタグラフが見当たらないが、
それは非電化区間を走るためであろう。
しかし、その動力源は永遠の謎の一つで、
ガスタービンとも原子力とも言われている。
動力車


寝台車
全てソロ個室だが、二人まで宿泊可。
ゲーム画面では、個室の設備として
チェアーベッドしか確認できないが、
クローゼットや洗面台等はあると思われる。
ただしシャワーは付いていないようだ。
(売店のシャワー室を使用する。)
乗務員用の宿泊施設も ここ に ある。
寝台車


売店車
ジュースやスナック類などの飲食物や
新聞、ガイドブックなどを販売している
売店コーナーと、シャワー室がある。

シャワーは走行中でも停車中でも
どちらでも使用できる。
売店


客車1〜3
客車は全てグリーン車仕様。
(座席は通路の左右に2列ずつ配置。)

座席と床の色が号車毎に統一されている。
(1号車は青、2号車は緑、3号車は黄。)
窓にカーテンが見当たらないのは
遮光ガラスを使用しているからであろう。
客車1〜3


客車4
2階建て車両なのだが、各階の天井が高く、
内部は他の客車と大差ない広さがある。
(座席と床の色は赤。)

ゲーム画面には階段部分が出てこないが
乗車扉付近に螺旋階段が有ると思われる。
客車4


食堂車
一流のコックが常駐して料理を作っている。
ディナーから喫茶まで何でも揃えていて、
営業時間中なら停車時でも食事が出来る。

寝台車の宿泊客だけでなく、客車を利用した
一般客でも食事が出来るようだ。
食堂車


娯楽車
メダルを使用するTVゲームの機械
(スロット、ポーカー、ブラックジャック、
 競馬、シューティング・ゲーム等)や
UFOキャッチャー、ジュースの自販機など
が置いてある。
コンパニオンが常駐していて出迎えてくれる。
娯楽車


展望車
ゆったりしたソファが並べられたサロン・カー。
座席が側面に向いていて、かなり眺めが良い。
テレビやグランド・ピアノが置いてあり、乗客が
自由に使用できる。

後ろ側がオープンデッキでなく運転室なのは、
上り、下りの両方の運用を想定している事と、
引込み線へ入る際などに便利だからであろう。
展望車

< サービス、その他 >
全客車にトイレ有り。無料の飲料水を提供する機械も有るようだ。
ワゴンを押した乗務員による車内販売(弁当など)有り。
寝台車の個室の装備(寝間着やアメニティ・グッズ等)については不明。
しかし、手ぶらで乗車しても大丈夫なぐらいに充実している事は確かである。
運転手については某999号のようにAI(人工知能)というのが定説であるが、
車掌と同様に女性だったとか、乗り入れた路線ごとに交代していた、という説もある。
非接触型ICタグ(乗車証バッジ)による電子決済システムを試験的に売店などに導入。
(ただし、別途 手続きが必要だったため、ほとんど利用されなかったらしい。)
ついでにPHS(乗車証バッジに内蔵)を利用した位置情報収集システムも導入し、
その情報を車掌室で確認できるようにした。(こちらは大いに活用された。)
娯楽車で増やしたメダルは一定数で記念品(特製 目覚まし時計)と引き換えてくれる。
これは録音した音声を目覚ましアラームに設定できるという優れモノであった。
実は、密かに全車両に試作「フリーゲージ台車」を導入。一般には知られなかったが、
軌間変換装置をルートに合わせて建設したため、マニアにはバレバレだった。
売り出し中の美少女アイドルによる車内リポート番組が放送された。(東京〜名古屋間)
各停車駅では他にも色々とセレモニー等が行われたらしい。
事前に玩具メーカーと提携して「特急戦隊ヴェガレンジャー」を展開、宣伝に利用した。
そのためか、ヴェガにはロボットに変形する裏設定が存在する(という噂がある)。
 
乗車証バッジ
乗車証バッジ
  

< その後 >
実はヴェガの登場の裏には壮大な計画が有った。
話は平成元年の頃まで遡る。
バブル景気で世間が浮かれまくっている中で、鉄道事業は依然として深刻な赤字に悩まされていた。
そんな現状を打破するべく一つの画期的な計画が出来上がった。

それが「観光のための移動ではなく、移動そのものが観光である。」という「次世代型レジャー列車」計画だった。

単なるイベント列車と違う点は、これを一つのジャンルとして定着させるという事。
そのために専用の車両を開発し、後々には法律なども整備しようという一大プロジェクトであった。
ヴェガは この「次世代型レジャー列車」の第1号として製造されたのだ。
しかし、
バブルの崩壊と共にその計画は潰えてしまった。

本来の計画は無くなったものの、ヴェガは その美しいフォルムや汎用性のため人気の車両となった。
「東京〜北海道」、「東京〜九州」、後には「東京〜四国」などの寝台列車として定期的に運用された。
また、「コンサート列車」等の催しやローカル線のイベントにも重宝された。

近年、老朽化が目立つことや運用・維持のコストが高い事から廃車にする計画が進んでいるらしいが
鉄道マニアのみならず一般客からも存続を望む声が上がっている。


※上記の記述には筆者の妄想と願望が含まれており、実在の国名、歴史、およびゲームの公式設定とは異なる部分が有りまくります。

2015年 3月 30日


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