お嬢トップへ戻るゲームの紹介

ゲーム「お嬢様特急」とは

< 製品の概要 >

お嬢様特急(おじょうさまエクスプレス)

(C)Seven Bright/あかほりさとる事務所/メディアワークス
ジャンル 恋愛アドベンチャーゲーム  媒体 CD−ROM 2枚組 
発売元(株)メディアワークス  発売年月日  1998年 7月30日 
 対応ハード 
 プレイステーション、セガサターン
 (どちらも マウス、アナログコントローラに対応)

 <PS版とSS版の違い>
 ・途中で遊べるミニゲームの種類が違う。
 ・クリア後に見られる「おまけ」の内容が違う。
 ・SS版はセリフ表示の演出が省略されている部分が有る。
 ・パッケージの表の絵が違う。
 ・予約特典のポスターの絵が違った。
 ・セーブ画面に出てくるゲーム機のグラフィックが違う。
 ・コンフィグ画面に出てくるコントローラーのグラフィックが違う。
 ・CD−ROMをゲーム機以外で再生した時の音声が違う。
 
(パッケージに書かれていたコメント)

美少女と恋をしながら日本を縦断する
刺激的で新鮮なドラマチック恋愛ADV
(ADVには「アドベンチャーゲーム」のルビ)

出会い、ときめき そして別れ
たくさんの想いをいっぱい詰め込んだ
超豪華特急ヴェガの旅を始めよう!

●魅力的な13人の美少女が登場
●マルチプル・デュアル・システム搭載
●驚異のフルヴォイス&フルスクリーン
●カット数、約2000枚の高画質ビジュアル
●ハイクォリティ・アニメーションが挿入されるイベントでは感動も倍増
 
 スタッフ 
■ 企画 ■
あかほりさとる

■ キャラクターデザイン ■
柳沢まさひで

■ ストーリー原案・構成 ■
花田 十輝

■ コスチュームデザイン ■
大内 啓輔

■ メカニカルデザイン ■
市川 宏

■ ディフォルメキャラデザイン ■
山田 朋奈

■ シナリオ制作 ■
あかほりさとる事務所

■ 作画監督 ■
柳沢まさひで

■ アニメーション制作 ■
XEBEC

■ 音楽 ■
The Hustlers Concept.
北嶋 克成/谷口  宏
戸嶋 敦史/緒方ノリヒロ

■ 制作協力 ■
青二プロダクション
後楽園遊園地
(株)ひよこ/(有)やまだ屋
(株)おたべ/(株)ひろよし菓舗
(株)一色屋/(株)菓匠三全
石屋製菓(株)
関係各市町村観光課・
関係諸施設

(セガサターン版の取扱説明書より引用)

< システムの概要 >
一口で言うならば、恋愛シミュレーションの皮を被った、アドベンチャーゲームです。
好感度というパラメータを追加した事でキャラクターの行動(遭遇率、イベントの内容)に変化を持たせています。
(これを指して「マルチプル・デュアル・システム」と称しました。)

主人公の名前はプレイヤーが決めることが出来ます(デフォルト有り)。主人公には特にパラメータは有りません。
女の子のセリフは、主人公の名前の部分のみ音声が抜けています。また主人公のセリフには音声は付いていません。

プレイヤーが移動場所を選択する事でゲームが進行します。
走行中はヴェガの車内を、駅に停車中は それに加えて駅周辺の観光地へ移動することが出来ます。
移動できる回数は、走行中は8〜10回(次の駅までの距離で変動する)、観光地では8回(朝、昼、夕方、夜に各2回ずつ)です。

ヴェガの車内では他にも出来ることが有ります。
動力車車掌室を訪ねる。車掌さんが居れば目当ての女の子が居そうな場所が聞ける。
寝台車女の子の個室を訪ねる。居ればイベントが発生する。停車直後のみ、居ればデートに誘える。
売 店次に停車する観光地のガイドブックを買う。店員さんから女の子についての情報を聞く。
食堂車食事をする。食べたい料理を選択する。
娯楽車ミニゲームで遊ぶ。(スロット、ポーカー、ブラックジャック等)

移動した先に女の子が居るとイベントが発生します。
イベントは大きく分けて2種類あります。
いわゆる 立ち絵のみ の「ノーマル・イベント」と一枚絵が表示される「※グラフィック・イベント」です。

立ち絵は、簡易アニメーション(窓に掛けるブラインドのように上からパタパタと切り替わる)で1シーンでも複数枚を表示します。
また、立ち絵自体のパターンも豊富で、表情だけでなく、日によっては服装も変わります。

そして「グラフィック・イベント」の中にはエンディングに繋がる「クリア必須イベント」が含まれています。
この「クリア必須イベント」を全て見ることで、その女の子のクリア・フラグが立ちます。

終着駅に着いた時、クリア・フラグが立っている女の子で一番好感度の高い女の子とエンディングを迎えます。
クリア・フラグが立っている女の子が他にいても、そのエンディングは発生しません。

※「グラフィック・イベント」(「クリア必須イベント」含む)の発生条件
1.発生に必要な好感度
2.日付・時間・場所
3.ひとつ前の「クリア必須イベント」で正しい選択肢を選ぶ。
1.の好感度は「ノーマル・イベント」で小UP、「グラフィック・イベント」自体でも大UPします。
2.は舞台となるヴェガ自体が毎日移動しているので、3つで1セットになっています。
3.は「クリア必須イベント」ではない「グラフィック・イベント」には当然ながら関係しません。

説明すると難しそうですが、実際のプレイは、こんな感じです。

まずはヴェガ車内を ぐるりと1周して、女の子と2〜3回おしゃべり出来たら、次の停車駅でデートに誘うと大体OKもらえる。
で、約束した時間に約束した場所へ移動して、女の子とデート。素顔が ちょっとだけ見えて、ちょっとドキドキ。

で、ヴェガが発車したら車内をウロウロして おしゃべりしたり、グラフィック・イベントが発生したり。
で、また次の停車駅でデートに誘ったら、「私も、あなた と行きたい所が有ったのよ」とか言われて思わずニンマリ。
で、約束した時間に約束した場所へ移動して、女の子とデート。何となく良い感じになってきたり。

で、ヴェガが発車したら再びウロウロして おしゃべりしたり、グラフィック・イベントが発生したり。
で、また次の停車駅でデートに誘おうと思ったら、女の子の方から誘ってきて、ちょっとビックリしたり。
で、約束した時間に約束した場所へ移動してデート。女の子が抱えている事情が垣間見えたりして、少し しんみり。

で、ヴェガが発車したらウロウロしているとグラフィック・イベントが発生するので選択肢が出たら真面目に答える。
そうこうしているうちに、女の子の目的地に到着するので、最後のデート。最後の選択肢。
選択に正解すると、女の子と携帯電話の番号を交換できる。

あとは終着駅まで、1日に1回、携帯電話で話す。
で、終着駅に到着。ドアが開くと真正面に女の子のニッコリ笑っている顔が!…で、幸せなエンディングへ。

…と、これが一番簡単なパターンです。
攻略パターンは他にも存在しますし(再乗車パターンなど)、一人で2パターン有る女の子もいます(ただしエンディングは同じ)。
なので実際には、グラフィック・イベントを発生させる時間と場所が判らず、何もなく女の子が下車、なんてことも当然あります。

一人もクリア・フラグを立てられずに終着駅に着いた場合は、ひとり寂しく去っていく主人公の後ろ姿でゲームは終了します。

2015年 5月 30日

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